整体さろんMASUDA

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【精油】ラベンダーが苦手な理由

ご訪問頂き、ありがとうございます。
整体さろんMASUDA スタッフの増田あやこです。

今日は、精油エッセンシャルオイル)についてのお話をさせて頂きます。

精油とは、芳香植物の成分を濃縮させた物です。植物の香りの成分を集めただけで無く、その植物が生育する為に必要な成分が含まれています。
例えば、高温多湿の環境で育つ植物には殺菌作用·抗感染作用の成分、乾燥地帯で育つ植物には保湿成分、害虫の多い環境で育つ植物には昆虫忌避成分等です。

天然精油は250〜300種類程あるようですが、その中でも最も基本的で万能薬的に扱いやすい物の1つにラベンダーが有ります。

ラベンダーはストレスを和らげる効果や、皮膚再生、鎮痛、血圧降下、抗炎症、抗菌作用などがあります。

不眠から日焼けや火傷、頭痛肩凝りまで使用用途が、とても広い精油です。
その上、価額も手に入れ安い。

とても魅力的な精油ですが、実は私は苦手です。
悲しい事に、ラベンダーの匂いを嗅ぐと、頭痛がして気分が悪くなってしまうのです。体質に合わないのでしょう。

調べてみると、ラベンダーが苦手な人は、一定数いらっしゃるようです。
ラベンダーの効果であるリラックス作用や眠りのリズムを整える作用等は、すでにリラックス出来ていて、良い睡眠が取れている人には不用な効果なので、魅力的に感じない様です。
実際、ある人がパニック障害睡眠障害を患っていた時はラベンダーが大好きだったけれども、体調が改善してきたら良い香りだと、感じなくなったという例も有るそうです。

また、血圧降下作用があるので低血圧の方はだるさを引き起こす場合があります。
私の場合はこのケースだったと思われます。

私が初めてラベンダーの精油を手にしたのは、20数年前。
以来、メーカーや産地の異なるラベンダーを色々試しました。
お茶が産地によって風味が変わる様に、精油も産地によって変わります。
十年程前、アナリュテージというブランドでは複数の産地やグレード、抽出法で10種類ほどのラベンダーを取り揃えていました。
全部嗅ぎ比べして唯一、1つだけ心地良いと感じるラベンダーが有りました。
残念ながらこのブランドは既に無くなってしまい、今となってはどのラベンダーが良かったのかわからなくなってしまいました。

今回、ラベンダーに含まれる成分の中で、鎮静作用がある酢酸リナリルが頭痛を引き起こすのでは無いかと仮設を立てて、同じく酢酸リナリルを多く含む他の精油と比べる事にしました。

クラリセージは酢酸リナリルを70%近く含んでいます。
クラリセージでも頭痛が起これば、酢酸リナリルが原因である可能性が高いでしょう。

さて、結果ですがクラリセージでは頭痛は起きませんでした。
それどころか…ラベンダーでも頭痛が起きなくなっていました……。

長年苦手だった為、最近では持っていたけれど使わなかったラベンダー。

いつの間にか体質が変わっていたようです。

加齢と共に血圧が高くなってきた…??
などと嬉しくない考えがよぎりました
が…………。
先ずは使える精油がまた一つ増えた事を、喜びたいと思います。